ボリューム・シェルフ
周囲の出来高のうち異例の割合を取った価格。この測定はあなたのチャートの足をまったく使いません。だから同じシェルフが、どの時間足でも同じ価格に立ちます。
設定名は英語のまま表記しています。Quantower の設定ウィンドウにその名前で並んでいるためです。
シェルフとは
ボリューム・シェルフとは、その周囲で取引された出来高のうち異例の割合を取った価格で、水平線として 描かれ、チャートに残ります。
「異例」という言葉が肝で、これは閾値ではなく比率です — そのレベルは、測定に使った窓の平均レベルと 比べられます(Volume shelf strength (x avg level))。つまり同じ設定が、閑散なセッションでも活況な セッションでも同じ意味を保ちます。ボラティリティが変わるたびに枚数を調整し直す必要がありません。
三つの窓で同時に
たいていのツールはルックバックを一つ選ばせます。OrderVane は選ばせません。その選択は市場についての事実 ではなく、あなたがどう取引するかについての事実だからです。スキャルパーもスイングトレーダーもどちらも 正しく、そして求めるレベルが違います。
そこで、すべての価格を三つの窓 — 30分・60分・240分 — で同時に測り、そのうち何本が「異例」と判定したかを 線の太さで表します。
| 一致した窓 | 線 | 意味 |
|---|---|---|
| 3 分の 1 | 細い | ある区間で目立った |
| 3 分の 2 | 中 | 二つの区間で持ちこたえた |
| 3 分の 3 | 太い | 測ったすべてのスケールで異例 |
三つすべてで目立つレベルは、一つの区間でしか現れないレベルとは別物です。線がそれを、数字を読まなくても 伝えます。最も強いものだけが欲しければ、Volume shelf min scales が残りを落とします — 3 にすると およそ三分の一が残ります。
どの時間足でも同じシェルフ
ここは驚かれる部分なので、はっきり書きます。この測定はあなたのチャートの足をまったく使いません。
OrderVane は固定の 5 分足の原資料を読み、その上を三つの窓が滑っていきます。1 分チャートから 1 時間足に 変えてもシェルフは動かず、数字も変わりません。変わるのは、チャートのどれだけが見えるかだけです。
これは意図した設計判断です。あなたの足の大きさで定義されたレベルは、時間足を変えた瞬間に自分自身と 矛盾するレベルです。そしてチャート間で比較できない基準は、基準としてあまり役に立ちません。
ラベルを読む
シェルフのラベルはこう読みます。
762×438 30m 64% ●2
762×438— 左がビッドでの出来高、右がアスクでの出来高。フットプリント・セルと同じ順序なので、両者が食い違うことはありません。30m— その二つの数字を測った窓(30m / 60m / 4h)。同じチャート上のシェルフでも窓が違うことがあるので、二つを比べる前にここを読んでください。64%— 優勢だった側の割合。●2— その価格に落ちた大口プリントの数。少数の大口が作ったシェルフか、小口の群れが作ったシェルフかを分けます。ゼロなら表示しません。
先頭の « は、そのシェルフが画面の左端よりさらに左で始まったことを意味します。これがないと、左端に 寄せられたラベルは「そこで始まった」ように読まれてしまいます。この印は、チャートが分からないことを ほのめかす代わりに「これは画面外で始まった」と言うための仕組みです。
色はその価格でより多く取引した側です。両側が拮抗しているときは中立のグレーのままです — 均衡した レベルには、主張すべき側がありません。
線が止まるとき
- 実線 — 価格はまだそのレベルに戻っていないので、線は右端まで伸びます。
- 破線 — 価格が戻ってきたので、線はそれが起きた足で止まります。
どちらの場合もシェルフは残ります。価格がすでに試したレベルも知っておく価値があり、消してしまえば、まさに あなたが見に来た証拠が消えます。シェルフは古さでは失効しません。チャートが描ける数を超えたときは、古い ものから落ちます(Volume shelf max active)。
Volume shelf extend past touch はすべての線を右端まで伸ばします — 見つけやすくなる代わりに、線が足を 横切ります。短い縦のティックが、各シェルフの始まった場所を示します。
シェルフか HVN か
近縁ですが、ボリュームプロファイルの言葉に慣れているなら違いを知っておく価値があります。
HVN(high volume node)はプロファイルの山です — プロファイルを作ってから、どこが膨らんでいるかを読む。 シェルフは価格ごとの判定です。このレベルは、それが属する窓にとって異例か? 多くの場合は同じ価格に 落ちますが、シェルフは比較を内側に持っており、だからこそ同じ設定が銘柄やセッションをまたいでも調整なしで 機能します。
Pro が加えるもの — カウント
Pro では、価格がレベルに戻ってきたあと、OrderVane は終値がそれをどう扱うかを見て、カウントを付けます。
3/8 は、価格がそのシェルフを 8 回訪れ、そのうち 3 回は反対側での終値なしに終わった、という意味です。
決めるのは終値です。 ヒゲが抜けても突破ではありません — 価格は反対側で一本を終える必要があります。 抜けの深さ、向こう側で過ごした時間、そのレベルでのアブソープションは、他のマーカーから読める証拠であって、 投票権は持ちません。
線はカウントと並んで現在の状態も運びます。直近の終値がレベルを尊重している間は実線で通常の太さ、終値が 向こう側に着いた時点で薄い点線になります。ですから 2/9 と読める薄い線は、9 回の訪問のうち 2 回は 持ちこたえ、直近の終値は抜けたという意味です。
これは記録であって、予測ではありません。 期待されるパターン — 以前持ちこたえたシェルフはまた 持ちこたえやすい — を探しましたが、私たち自身のデータの中には見つかりませんでした。だからこのラベルは 合格の印も失敗の印も付けません。二つの数字を出し、読み方はあなたに委ねます。
破られたシェルフもチャートに残ります。OrderVane は「破られたサポートがレジスタンスになる」とは主張せず、 そのレベルが持ちこたえなくなった、という記録だけを残します。
正直な限界
- シェルフはその価格で起きたことの記録です。 価格がそこで反応するという予測ではありません。
- 下限は自動で適応します。数値を入れればそちらが勝ちます。 Volume shelf min volume は枚数での絶対下限です。既定では観測された平均から導かれ、自分で適応します。数値を設定すればその数値が優先されます。強度の設定は「その窓にとって異例か」を問い、こちらは「そもそも大きいか」を問います。
- データフィードに依存します。 5 分足の原資料は、ブローカーが提供するものから作られます。そのデータが届かないところにシェルフはありません — OrderVane は外挿しません。
- 判定カウントは Pro です。 Lite はシェルフ自体を描きます。持ちこたえ/訪問のカウントには Pro が必要です。シェルフはどの tier でも既定でオンです。
関連
- フットプリント・バーの読み方 — ラベルのビッド/アスクの並び順の出どころ
- Naked POC — バー単位のレベル。残すのではなくタッチで退役する
- セッションレベル — 前セッションの VAH・VAL・POC
- ドキュメント一覧
OrderVane はこれをあなたの Quantower チャートに描きます。
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